アクシデントだらけの1日!
私は
地元の日本100名山の1つに数えられる
標高2000mを越える山の
遭難対策協議会に入っており
先日
訓練が行われた
訓練といっても
実際に山を登り
山道に危険箇所ができてないかの確認
登山客が遭難しないように
山道に
目印の赤いテープなどを設置するなどの
作業であるが
普通に登山するので
普段
運動をしていない隊員にとっては
過酷である
私は私で
仕事の農業の出荷が始まっており
朝3時半に起き
7時まで仕事をしてからの参加であった
私は本年度より
班長となり一応
班員の安全を見つつ登ることとなった
登り始めて30分
最初のアクシデント発生
20代の班員の登るスピードが
急激にダウンし
生まれたての子鹿のようになる
そして顔色も悪く
本人ももう無理かも。
との事
副隊長に確認し
下山させる事に
冗談で
‘’昨日飲み過ぎたんじゃないの?‘’
と言ったら
‘’そうなんすよ!ほぼ寝てないっす!‘’
・・・・・
訓練は強制でなく
来れる人が来る感じなのに
よく徹夜で飲んだのに来たね・・
下山させ
先頭から遅れているので
少し急いで登ると
またアクシデント発生!
私より1歳年上の班員が
狭い山道で
同じく
生まれたての子鹿になっていた
入隊して数年経つが
登るのは今回が初めてらしく
登山をあまくみていたとの事で
2人目の脱落者
ボランティアなので
無理して怪我しても困るので
安全第一である
そして
1時間半をかけ
山頂付近に
そこで
またまたアクシデント発生
年上の班員が
両足の太ももがつってしまい
生まれたての子鹿以下に
既に山頂付近という事もあり
下山もできず
最後尾から
ゆっくりと進む
その時
その日
最大のアクシデント発生
私たちは訓練といっても
山には普通に一般の登山客がおり
すれ違えば
あいさつを交わし
私たちの服装を見て
だいたいは
‘’ご苦労様‘’など
声をかけてくれる
しかし
最後尾で両足がつった
生まれたての子鹿より
かわいそうな班員が
ゆっくりではあるが必死に登っているのに
50代くらいの一般の男性客が
後ろからきて
突然の怒声
‘’お前らうっとしいんじゃ!ぼけ!何ちんたら歩いてるんだ?お前らプロなんだろ?さっさと歩けよ!うっとしいんだよ!‘’
すかさず
‘’すいません、お先にどうぞ‘’
と大人?の対応をするが
先に行きたいわけじゃなかったのか
‘’うるせぇんだよ!いいからさっさと進めよ!お前らそれでも本当にプロか?うっとしいわ!‘’
とひたすら絡んでくるので
冷静に
プロでない事と
ほぼボランティアで
山道の整備と危険箇所の確認
をしている事を説明すると
‘’ああ、そうなのか‘’
と少し落ち着いたので
‘’よく山には登られるんですか?‘’
と
仲良くなろうとチャレンジするが
‘’うるさいんだよ!いいからさっさと行けよ!うっとしい!‘’
と言いながら
男性客は下山していった
世の中
色々な人がいるんだなと
勉強になった
色々
アクシデントがあったが
ようやく
山頂に到着・・・
と同時に携帯に着信音が・・・
嫁に連絡がつかなかったのか
息子が通っている保育園から
息子が吐き気がして
給食食べれず
熱も37.1℃あるから
今すぐ迎えにきてほしいという電話を
標高2000mを越える山頂で受ける・・・
なるべく早く行く事を伝え
急いで下山
保育園に迎えに行くと
ちょっと元気がない息子
アパートに戻ると
すぐトイレに行き
特大のう○こを発射
‘’保育園でするの恥ずかしいだよな~、父ちゃん腹へっちゃったな~‘’
と言うので
ご飯を用意すると
すごい勢いで食べ
息子、元気復活!
とても濃くて疲れた1日であったが
一言いわせてもらうと
父ちゃんが訓練で山に登る日は
勇気をふりしぼって
保育園でう○こを発射してくれ!
そう
息子に伝えると
‘’わかったよ、今度からは一番仲の良い友達を誘って一緒にトイレ行ってみるよ‘’
わけのわからない返事だったけど
‘’よし、ナイス!‘’
と
わけのわからない言葉をかけ
静かに安らかに
私も
生まれたての子鹿になりました