ノスタルジー
先日
プライドの高い
地元の先輩と出掛けた時
子供の頃
よく地元に屋台としてきていた
‘’とんちんかん‘’という店名のラーメン屋
の話しになり
私がまた食べたいなと
ささやくと
先輩が
屋台はやめたらしいが
本店があり
行ったことはないが場所は知っている
との事で
夕食はそこに食べに行く事に
看板には
‘’とんちんかん‘’の文字
胸に期待をふくらませ店内へ
昔の記憶をたどり
みそらーめんをオーダー
さっそくいただくとうまい
しかし
25年近く前の味なんて覚えていないので
これがあの味かなくらい
けれど
先輩は
スープを口に運んだ瞬間
この味だ
昔を思い出すなぁ
から始まり
当時の思い出を語り始め
終始
この味懐かしいのオンパレード
あっという間に完食し
会計へ
そこで先輩が
子供の頃
よく屋台で食べ
この味が懐かしかったと伝えると
おばちゃんが
店名は一緒だけどうちは屋台の方とは
全く関係ないよ
おばちゃんの目の前には
千円札を片手に持つ
屋台よりも本店よりも
はるかにクオリティの高い
‘’とんちんかん‘’が誕生した
帰りの車中
助手席に座る
プライドの高い‘’とんちんかん‘’を
必死にフォローしつつ
必死に笑いもこらえる
そんな喜怒哀楽な1日でした